平成17年4月23日、愛媛県障害者更正センターにて設立総会を行い、11番目の支部としてスタートしました。本部からは石川副理事長、大神理事、関西からは望月支部長が出席して下さいました。記念講演として、国立愛媛病院整形外科医長 横手正剛先生による、変形股関節症の治療(病期と治療法の選択について)のお話をしていただきました。
今後は地域の人達に変形性股関節症の「のぞみ会」がある事を知ってもらい、この進行性の病気を理解してもらうと共に周囲の協力を得られず、一人で悩んでおられる方々の相談窓口として少しでもお役に立てたらと思います。
現在、四国の会員数は120名。皆様が必要とされる情報を収集しながら交流会を基本として活動していきたいと思います。また、先生を囲んでの勉強会や医療講演なども予定しています。皆様のご協力の程よろしくお願いいたします。
四国支部長 末光真知子
平成21年4月
内容は、4名の方による体験発表と質疑応答などでした。
① 83歳 女性
73歳過ぎから痛くなり、牽引したり、リハビリをしていたが、決心して76歳で右を
人工関節置換手術を受けました。今はとても快適で、楽しくフラダンスを教えていま
す。
今もスクワットを毎日30回必ずしているそうで、会場の舞台でスクワットの実技をしていただき、参加者も一緒にしました。
② 72歳 女性
左が先天性股関節脱臼。4~5歳頃ギブス治療で半年ほど入院しました。ずれて固ま
ってしまい、常時杖を使用していました。
5~6年前より右が痛くなり受診するも、それから4~5年は辛抱しました。
2~3年前から、寝ていても痛くなり手術を勧められたが、糖尿病の数値が悪かった
ので、数値を下げてからの手術になりました。
今は大丈夫ですと話されました。
なかなか4名共々、聞きごたえがありました。
2019年度四国支部報に、この体験談を掲載させていただきます。
次回は、愛媛県交流会を5月20日に開催いたします。一緒にお話をしましょう。お待ちしています
四国支部長 末光 真知子
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参加された方々に、それぞれの股関節の状態(術前?、術後ならどこの病院でどの先生に手術していただいたか)を話していただきました。少し、気になった方たちの体験を載せさせていただきます。
歯の治療で悩んでいる方より質問があり、、インプラント治療について(術前?術後にするには?)
ちょうど人工股関節術前に下の歯すべてをインプラントに、術後上の歯すべてをインプラント手術した方が参加されていました。
歯の治療前に飲む抗生物質の量が病院によって違う。徳島県なら、どこの病院?、などを話し合いました。
66歳男性は、人工関節(メタル×メタル)手術後、金属アレルギーで足が腫れて、ポリエチレン×セラミックで再度手術をした。6週間の入院とリハビリ病院に8週間入院したが、退院後プールに行き、今は観光にも行けるようになった。
56歳女性は、フルマラソン(42.195キロ)に毎月出場していて、股関節痛が出た。マラソンをやめたら、股関節痛は無くなったので、今は仕事帰りにジムに行きロードバイクをしている。
53歳女性は、40歳前半頃に自骨手術後、2回骨髄炎になった。夜も痛みがあり、痛み止め(ロキソニン)を飲み立ち仕事をしている。
それぞれの方に、それぞれの体験があり、今も筋トレでカーブスに通っている方が何人もおられました。
とても有意義な2時間は、あっという間に過ぎました。
来年は、徳島県で医療講演会兼リハビリ教室を開催することになりました。
ぜひ、皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
講師に、香川県坂出市の回生病院関節外科センター附属理学療法部 部長山田英司先生をお迎えし、変形性股関節症とうまく付き合っていく方法、と題して講演の後、リハビリの仕方を詳しく教えていただきました。
変形性股関節症の原因、治療方法(保存、運動療法、自骨手術、人工関節手術)
その後、リハビリの仕方になり、股関節の場所はどこにあるか?
痛みの原因
① 悪い姿勢
② 正しくない動かし方
③ 正しい動かし方でも動かし過ぎが痛みの原因
・筋トレは頑張り過ぎない。頑張り過ぎるから筋肉が痛くなる。
・うつ伏せで寝て、股を閉じたまま股関節の筋肉を休ませる動作等も教えて
いただきました。
・減量は有効で、股関節痛をやわらげる効果がある。
・体重を両足に均等に半分ずつかける。片足ばかりにかけないようにする。
・テニスボールをお尻の下など痛いところに敷いて、
グニュグニュ(マッサージ)する。
・湿布、ラジオ体操も良い。
・壁にもたれて、頭、背中、ふくらはぎをぴったりつけて3分立つ。
・姿勢を良くして、普段から股関節を使う
*信頼できる主治医を見つける。
*定期的な診察 レントゲンの結果に一喜一憂しないこと。(痛みとは一致しない)
*不確かな情報にまどわされない
山田先生には、長時間ご講演いただき、その後も参加者をモデルにリハビリの仕方を丁寧に教えていただきました。
感謝申し上げます。
次回、平成29年7月9日は高知県交流会を開催いたします。
また、1年ぶりに高知県の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
四国支部長 末光 真知子
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参加者が、それぞれの近況、病院情報などを話し合いました。
*入院中の食事事情では、なかなかユニークな病院がありました。 毎週金曜日は、ご褒美デー、ということで、特別食が1食1000円ほど出せば選べるそうです。わざわざ、シェフが来てメニュー説明をしてくれるそうです。めったにない体験なので恐縮すると言われていました。売店で、ノンアルコールビールを買ってきて、おいしく食べている人もいるそうです。 そこの病院は、食事が良くて、野菜たっぷりで、和食、洋食を選べるそうです。 |
*リハビリをしてもらうには、どこの病院が良いか? |
*リハビリ転院する場合は、どこの病院に皆さん行っておられるか? |
*退院後に、お風呂入りに困らないように、病院に個人宅のようなお風呂を作ってくれているので、それで練習をしている。 |
*遠方で手術をした人は、定期検診は、どのように行っているか? |
*左7センチの脚長差を、2回の手術で、今は2センチになった方の話。1回目は、骨折させて半年かかって2センチ(本当は3センチの予定だった)伸ばし、2回目は人工関節手術時に3センチ伸ばして、合計5センチ。しかし、それでも右に負担がかかる話などをされました。 |
皆さんから、このような交流会は、ぜひ、続けてほしいと言われ、時間超過して、いろいろ話し合いました。
皆様のご参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
平成28年9月3日 徳島県リハビリ教室を、徳島県立障害者交流プラザにて開催いたしました。
講師に、医療法人道志社 小松島病院 リハビリテーション部 理学療法科 科長 若松正人先生をお迎えして、「股関節に対する運動療法」と題して講演していただき、その後、リハビリ運動の仕方を教えていただきました。
講演では、股関節の構成、変形性股関節症の分類、症状、股関節通の特徴、治療方法(保存、手術)の説明がありました。
日常生活での注意点
① 股関節に負担のかかる動作を避けましょう。
② 杖を使用しましょう。
③ 体重の増減に注意しましょう。
その後、・どんな運動をすればいいのか?・運動を休まないといけない場合、どのくらい運動をしたらいいか?(週に2~3回、20~45分)・痛みのとらえ方 ・運動を行う場合の注意点などを詳しく説明された後に、実際の運動の仕方を教えていただきました。
運動の仕方、・椅子を使って、体幹の筋肉のストレッチ ・太ももの前側、内側のストレッチ ・足の後ろ側の筋肉のストレッチ ・臀部のストレッチ ・ふくらはぎのストレッチ ・もも上げ ・足伸ばし ・かかと上げ ・片足立ち ・足横上げ。最後に、みんなで365歩のマーチにあわせて、椅子に座ったままで、歌いながら、もも上げをしました。
若松先生より、痛みを伴う運動は身体にあっていません! 少しづつでも良いので毎日続けていける自分に合った運動を見つけましょうとアドバイスをいただきました。
お忙しい先生にレジメを作って印刷して持ってきていただきました。本当にありがとうございました。参加された方たちも、そのレジメを参考にして、今後も運動を続けていただけると思います。
また、来年9月2日に徳島県で交流会を開催いたします。その時には、また是非ご参加ください。お待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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平成28年7月3日、愛媛県男女共同参画センターに於いて、医療講演会を開催いたしま
した。
講師に、独立行政法人 国立病院機構 愛媛医療センター 整形外科医長 宮本良治先生をお迎えして、変形性股関節症の治療(人工関節置換術を中心に)と題して、講演していただきました。
股関節症発症のメカニズム
病期(前期、初期、進行期、末期)の症状や治療方法についての説明がありました。
治療には、保存療法、温熱療法、運動療法、手術治療がある。
運動療法の原則
・筋力は手術後の機能回復に大きく影響するので、無理、むら、無駄をなくし生涯継続
する。
・急性期の痛みの強い時期は無理な運動療法は控える。
・痛みで長期に安静にすると筋力低下や関節拘縮を生じるの、で薬物治療などで痛みを
取り、適切な運動療法を開始する。
・1日の歩行数目安 5000~8000歩、水泳や水中歩行は効果的
股関節を守る5つの原則
① 体重を減らす(股関節にかかる圧力は体重の5倍)
② 筋力を付ける(特に股関節を開く 外転筋肉 中殿筋)
③ 可動域を増やす(歩容の悪化、膝、腰痛を防ぐ)
④ 日常生活を工夫する(洋式生活、杖の使用)
⑤ 疲れる前に休む(筋疲労は痛みを増強させる 筋疲労回復必要)
手術治療
股関節鏡、筋解離術、臼蓋形成術、骨盤骨切り、大腿骨骨切り、人工関節について詳しく説明していただきました。
カップの骨頭径の変遷
22~36mmと増大によって、脱臼はしにくくなったが、ライナーが薄くなり破損の問題などがある。
大きな骨頭が良いと思っていましたが、とても参考になりました。
次回は徳島県リハビリ教室を9月3日に開催いたします。
皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
平成28年5月22日、松山市総合福祉センターに於いて、愛媛県交流会を開催いたしました。わざわざ遠くから(徳島県 他)会場まで足を運んで来られたのは、それぞれに悩みを抱えているからだと思いました。一人一人の話を皆で聞き、参加者よりの助言や質問など、活発に話し合いました。
インターネットの普及した今日、ネットからの情報だけではわかりえない、術前、術後の様子、病院情報(特にこれを求められています)、入院情報、どのようなリハビリをしているか?
交流会は、経験された方達から、疑問点をすぐに聞くことができ、悩みの共有と情報を得て、自分の今の状況を考え、これから先の役に立てていただくことができる有意義な場所です。
今回は以下のような事を話し合いました。
◎定期健診は、どのような期間で行っているか?
昨年、体験談を話された方より聞く(遠方の病院の場合、近くの場合の違い)。他の病院との比較。
◎遠い病院で手術したが、できれば愛媛県の病院に変わりたいが、主治医の先生に紹介状を書いていただけるか?
書いていただけなければ、自分の手術の情報が無いままになる。
書いていただいた場合、病院名だけなので、自分で行きたい病院の、担当になっていただく先生を指名(診察日を確認)した方が良い。
◎感染症は、どのような症状が出るのか。
傷口が赤くなる。とにかく痛い。
歯からの感染症は、よくいわれるが、症例数は、今までに1例(参加者の通っている病院の先生の今までの経験値)。思っていたよりも、それほど多くない。
◎人工関節置換された方達は、どれのほどの歩数歩いて良いのか?
各先生によって違うが5000歩~6000歩
◎先生から転ばないように助言されていたが、段差で2回も転んでしまったが異常無しだった。
ステムの先端(下)の骨が折れやすい。
◎手術前に出血に備えて、貯血(400cc~800cc)をしている病院があります。手術で余った血液は身体に戻してくれます。
貯血をせずに手術をしている病院は、手術中は血圧を下げて出血量を抑えているそうです。
◎大学病院の先生は、大学病院での診察日以外は、他の病院に出向されています。
上記のように先生の勤務先まで通えない患者は、出向先の病院で診察を受け、手術をしていただいていました。
◎診察を受けて、今なら自骨手術が可能だけど、担当の先生は人工を勧められるので、どちらが良いか判断しかねて、交流会に来られました。
もし、この患者が先生のお母様なら、自骨?人工?、どちらの手術を選ばれますか?と質問したそうです。その返事が人工だったそうです。
次回高知交流会を6月23日に開催予定です。
会員の皆さんには、高知県役員から詳細の連絡があります。是非、みんなで話し合いましょう。お会いできるのを楽しみにしています。
四国支部長 末光 真知子
平成28年4月17日、高松市総合福祉会館に於いて、香川県リハビリ教室を開催いたしました。
講師に、回生病院関節外科センター附属理学療法部 部長 山田英司先生をお迎えしました。
ー変形性股関節症とうまく付き合っていく方法ーと題して、講演していただき、その後実技指導をしていただきました。
うまく付き合っていくためには
① 変形性股関節症を知る
② 痛みの原因を考える
③ ちゃんと使ってあげる
④ 股関節の状態を知っておく
・股関節のある場所はどこか?
・股関節は斜め前に向いている。・股関節をかばう為に股関節以外の(膝、腰、脚等)、
違う筋肉が痛くなる。
・変形性股関節症の病気による、保存、手術方法。いつ、手術するのか?
・体重を減らすことは、鎮痛剤を飲むと同等の意味がある
痛みの原因
① 悪い姿勢
(他の部位、関節への悪い影響、更に股関節への負担の増加、股関節痛がアップする)
② 正しくない動かし方(頑張りすぎはダメ)
③ 正しく動かしていても、過ぎてはいけない
④ 使い過ぎしなくてはいけない時もある
・信頼できる主治医を見つける ・定期的診療 ・不確かな情報に惑わされない
山田先生は、変形性股関節症をわかりやすく、丁寧に説明していただきました。質疑応答の時間が足りず、講演が終わってからも、先生を取り囲み、質問攻めにしてしまいました。
本当に有意義な講演、実技をしていただきまして、ありがとうございました。感謝申し上げます。
次回は、交流会を松山市総合福祉センターで、5月22日に開催いたします。
皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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平成27年9月4日、徳島県立障害者交流プラザに於いて、交流会を開催いたしました。年1回の徳島県での交流会に、いつも参加していただいている懐かしい方たち、初めて参加された方たちと話がはずみました。
参加者全員にそれぞれの状態(人工、自骨、保存)、病院名、先生の事等を話していただきました。
初めて参加された50歳の方は、病院で自分が変形性股関節症と言われ、落ち込んで暗い表情でした。これから、どうしたらいいのかと悩みながらの参加でした。
今年の、のぞみ四国会報誌に掲載の体験談で、両人工股関節にして、持っていた身体障害者手帳(4級)が更新の時期だった為、手帳がなくなった方より経緯を話していただきました。術後半年経たないと診断書が書けないと言われていたので、半年経って、ようやく診断書を書いていただき、3年更新の期限付き手帳4級をいただいてました。会場には、もう一人、期限付き手帳をもっている人がいました。
その他の手帳を持っていらっしゃる方は、更新期日無しを持ってらっしゃいました。
変形性股関節症は完治しないから、更新無しの手帳をいただいているものと思っていました。
昨年4月に認定基準の見直しがあり、手帳申請について、参加者と話し合いました。
来年はリハビリ教室を開催する予定をお知らせし、参加をお願いして閉会いたしました。
いつもながら、徳島県役員さんのお世話に感謝いたします。
四国支部長 末光 真知子
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平成27年7月12日、高知県交流会を開催いたしました。
高知県は会員数が減少した為、活動休止状態になっていましたが、少人数でも交流会を開いて、皆様と久々に色々な事を話しましょうと急遽決まりました。
会場探し、会員さんに何度も連絡をしていただいた高知県役員さんには、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
自己紹介をして、ご自分の今の股関節の状況。痛みの状態。皆さんが通っている病院、先生、高知県のリハビリ病院の情報などを話し合いました。
◇夜、上向きでないと寝れない(横向きに寝れない。)。手術しても痛みが消えることなく
今もある。
◇痛みはあるが日常生活で不便を感じないので、出来ることなら未手術でこのまま
もたせたい。
◇プールに行っているが、寒い時期は冷えるので行くことができない。
いろいろな悩みや、将来の心配などを皆で聞き、話しました。
来年も集まりましょうと、皆さんが言われました。私にも、来年も遠いけど来てくれますか?と言っていただきうれしい限りでした。
ぜひ来年も、皆様のお顔(股関節?)を拝見しに行かせていただきます。
本当に心温まる交流会でした。
次回は、9月4日徳島県障害者交流プラザで交流会を開催いたします。
皆様の参加を、お待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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平成27年7月5日、松山市総合福祉センターに於いて、医療講演会を開催いたしました。
講師に愛媛大学医学部附属病院 整形外科 今井浩 先生をお迎えして、「変形性股関節症に対して和式生活を可能とするためのコンピューター支援下手術の実際 (しゃがみ込み動作から運動復帰まで)」と題して講演していただきました。
内容は、
① 変形性股関節症とその病期について
② 変形性股関節症に対する運動療法
③ 変形性股関節症に対する病期に応じた手術療法
コンピューター支援下での、寛骨臼回転骨切り術、キアリ骨盤骨切り術、人工股関節置換術、それぞれの手術治療後のしゃがみ込み動作とスポーツ復帰の現状
④ 海外における人工股関節、術後のスポーツ活動についての考え方
⑤ 人工股関節術後の定期健診のお願い
適切な時期に再置換をする為には定期健診が重要。骨は溶けるだけでは無症状。どこかにあたりだすと痛みが出る。
若年の変形性股関節症の進行を防ぐ目的で行われている関節温存手術の紹介とこれに対するコンピューター支援下。
手術と術後、現状と今後は、参加されていた若い方にとても参考になったのではないでしょうか。
人工股関節手術後のスポーツは、どこまでして良いのか。
許可できるスポーツ、状況に応じて許可できるスポーツ、許可できないスポーツがあり、とても参考になりました。
今井先生には講演の概要を記載した資料を作っていただいたうえに、講演も質疑応答も時間超過して応じていただきまして、本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。
次回は7月12日高知県交流会を開催いたします。
それぞれの悩みを話し合いましょう。皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
平成27年5月17日、松山市総合福祉センターに於いて、体験発表会を開催いたしました。
① 佐賀大 馬渡先生に福岡記念病院で人工置換手術をして退院後10日目の方。 |
1年前に片方を手術した時は、退院後も調子良く杖は使用しなかったが、今回は杖が手放せない。自然に杖を忘れるまでついて歩くことにした。今も痛みがある。 術後、痛み止めの薬で前回は全身に発疹が出たが、今回は前回ほどでなく辛抱できた。 自立支援医療の申請、限度額申請、身体障害者手帳などの話をされました。 |
② 船橋整形外科 老沼先生に両方同時に人工股関節手術をして、術後6日で退院 された方。 |
手術当日 両方で2時間(病室~手術室~病室)の手術時間だった。 術後1日目 全体重をかけて歩行器で立つ 2日目 バルーンを抜い貰い、歩行器でトイレに行く 3日目 シャワー、片杖歩行、階段歩行練習、床からの起き方、靴下のはき方、 夕食は吐き気で食べれなかった。 4日目 リハビリ室でストレッチ、病棟内を1日2回歩く、午後病院の建物の外を 2本杖で歩く。片方手術の方は退院。 5日目 ズボンのぬぎ方、はき方練習、ストレッチの練習。 6日目 2本杖で退院。空港は車椅子を借りた。 1ヵ月 杖なしで歩行、車の運転が出来るようになった。背中に痛みがでた。 最初の1歩が出ないのでリハビリしている。 2ヵ月 自転車に乗る 3ヵ月 腰、膝に負担が来て、変形性膝関節症になったので陸上でなくプールに 通っている。術後7ヵ月 術後5ヵ月半の4月より介護職の職場に復帰 |
③ 京大で人工股関節手術後、洛陽病院でリハビリ転院 |
人工手術を思いついた時に検査をしたら心肥大が見つかり、詳しく検査したところ肺動脈廔とわかった。 京大の循環器内科の先生が全面的にバックアップしますと言われたので、先に股関節の手術をすることになった。 術後3週間で京大を退院後、地域連携室を通じて洛陽病院(奥村先生)でリハビリ。綺麗に歩くには、どこを鍛えたらよいのか教えていただいた。 退院後はノルディックの両杖を使って1日6000歩歩いている。 術後9ヵ月の現在、職場に勤めている。 |
それぞれに、とてもためになるお話をしていただきました。
次回は、7月5日医療講演会を開催いたします。
皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
平成27年4月19日、香川県交流会を、かがわ総合リハビリテーションセンターにて開催いたしました。
内容は、昨年本部医療講演会ビデオ鑑賞会と、3人の方による体験発表を致しました。
老沼先生の講演は、本部会報誌に掲載されていましたので、良くご存知の方もいましたが、ビデオで観るとまた違うようで、皆さん真剣に見ていらっしゃいました。
一般の方が15名参加されていましたが、その方達は、最近の人工股関節手術の進歩を実感していただいたと思います。
その後、未手術、両側人工股関節置換術をした方達にお話していただき、質疑応答をして閉会いたしました。
会場には手術日を控えた方や、もうしなくてはと思いながら悩んでいる方などがいらしてました。この体験談が少しでもお役に立てたならと願わずにいられませんでした。
次回は、5月17日愛媛県松山市総合福祉センターにて、交流会を開催致します。
①船橋整形外科 老沼先生に手術していただいた方
②佐賀大 馬渡先生に手術していただき退院して間もない方
(現在入院中ですので退院後の体調次第です。)
③京大で手術後、洛陽病院(奥村先生)にリハビリ転院された方による体験発表です。
是非、会場に足をお運びください。お待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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平成26年12月7日、松山市総合福祉センターに於いて、H26年度本部主催医療講演会で講演された、船橋整形外科病院 人工関節センター長 老沼和弘先生のDVD鑑賞会を開催いたしました。
DVDを、本部会報誌の掲載ページを見ながらDVDを見ている参加者も多くいました。その後、老沼先生に両足人工股関節手術を受けた会員さん2名に、体験談を話していただきながら、参加者からの質問をうけていただきました。
一人は、1月予約して、3月24日手術、アクアラを入れてもらった話をされまた。
もう一人の方は、10月22日手術、二人とも両足手術後、1週間で退院されたそうです。
筋肉を揉みほぐすリハビリが痛かった話や、遠方なので飛行機が天候の関係であてに出来ない場合もあるなどと話され。入院費はいくらか、初診は午後になるなど、どんどん話が飛び出しました。定期健診も6か月後に行けば、それで終わりとの話から、参加者から異論も出ていました。
皆さんに、色んな情報をお知らせしますが、それぞれの情報を、ご自身がよ~く考えて、どれを選ぶかの参考にしてくださいと話させていただきました。
本当に実になる有意義な話が出来たのも、貴重な体験を話していただいた会員さん2名のおかげです。
感謝申し上げます。
このDVD鑑賞会は、来年4月19日に香川県でも開催予定です。
皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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平成26年9月7日、徳島県立障害者交流プラザに於いて、交流会を開催致しました。
参加していただいた方々に、ご自分の股関節の状況、今何を悩んでいるか、かかりつけ
○インターネットで股関節の情報はすぐにわかったが、情報だけではわからない。
やはり皆さんの生の話を聞きたいと言って参加された方。
○昨年、両足人工にした方が、あまりに調子が良いので草引きをして、除草した20キ
重い袋を持って、
○片方を固定術、反対側に痛みが出て、人工を勧められている方。
○41歳で自骨手術をするかどうか悩んでいる方。
○両足自骨手術をしたけれど、今、人工を勧められているが、もう少し辛抱して手術
延ばすのが良いのか。
○今まで痛くなかったのに、腰が痛くなった。どうしたら良いか。
○人工関節を、いかに大切に使っていくか。出来るからと言って何をしても良いの
しても良い事は違う。
○何キロまでなら重い物は持っても良いのか。
痛みもあって悩みもいろいろ多いけれど、会場に来て、自分の思いを話せて、すっきりされたのか、
来年9月に開催する徳島県交流会の時に、またお会い出来る事をお願いして散会いた
次回は、12月7日松山市福祉センターに於いて、26年度本部医療講演会のDVD鑑賞
四国支部長 末光 真知子
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平成26年7月6日、愛媛県歴史文化博物館に於いて、医療講演会を開催致しました。
講師に、独立行政法人 地域医療機能推進機構宇和島病院 副院長 冨永康浩先生を
術前検査は、採血、胸部レントゲン、心電図、心エコー検査、呼吸機能検査を行い、
人工関節置換術後2日目離床、3日目歩行訓練、10日目抜糸後、プールリハビリを開始
冨永先生は、低侵襲手術(THA)を11年前よりされています。また患者さんの希望によ
次回は9月7日、徳島県で交流会を開催致します。
四国支部長 末光真知子
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平成26年5月25日、松山市総合福祉センターに於いて交流会を開催いたしました。
今回は人工関節手術を受けた方の体験談を聞いて、その後参加者一同で話し合いをしました。
飲んでいた痛み止めが、中枢神経を侵すほどの強力な痛みどめ(トラムセット)だった事を知り、手術を決意した事。また、術後に飲んだ痛みどめ(スリノヘン)で湿疹が出て困った事を話されました。
参加者からも
☆痛みどめを飲んで、痛み辛抱して、どこまで手術の時期を延ばすか?
☆それとも早めに決意する方が良いのか?
☆辛抱しすぎても、筋肉が落ちて経過が良くなかったり、他に内科の病気が出たら手術が受けにくくなる。等、参加者からも、色々な意見が飛び交いました。
その他
☆とても気になる、手術入院時の医療費の話。
☆白米ダイエットで5キロ体重を減らし、毎日1時間のリハビリ体操、週3~4回の水中アクアビクスをしている事。
☆手術した脚を、自分の足にする為に努力をしないと自分の脚にならない。と話されました。
参加者一同、和気あいあいと話す事が出来て、とても良い時間を過ごせました。
次回は7月6日、愛媛県歴史文化博物館に於いて、医療講演会を開催致します。
皆様の参加を、お待ちしています。
四国支部長 末光真知子
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平成26年4月20日、かがわ総合リハビリテーションセンター福祉センターに於いて、健康運動指導士の藤尾博子先生を講師にリハビリ教室を開催致しました。
先生は、姿勢を見直そうと話され、運動は正しい姿勢から始めること。
らくな姿勢は腰痛、肩コリが起こる原因となるとのことでした。
会場見学に来られていた南木先生にも、お手伝いいただき、良い姿勢、悪い姿勢をして見せていただきました。
参加者全員が椅子に座った運動、立った状態の運動を行いました。
筋力を落とさない為には、日頃から運動習慣を身につけて筋力強化に努めましょう。毎日続ける事が大切ですと話されました。ストレッチをすると、筋肉が硬くなるのを防ぎ、筋肉や腱を引き延ばし、血行を良くする効果があります。
◇反動をつけない ◇ゆっくり行う ◇呼吸を止めない ◇30秒はその姿勢を保持する。
痛みの無い範囲で行うこと。痛みがでたらやめる。 股関節に痛みがあると ~体力低下や体重の増加が起こり~股関節への負担増大~痛みが増す~ の悪循環を繰り返すようになります。
1㎏体重が増えると3㎏股関節に負担がかかります。減量をしましょう。
プールは何故良いのか?
股関節にあまり負担をかけずに筋力強化と関節の可動域の改善が図れる。
水圧の作用で血流循環が良くなる。リラクゼーション効果が図れる。
水の抵抗を使った負荷で筋力がつく。週に3回、1回1時間程度にしましょうと話されました。
藤尾先生には会場設営の仕方も教えていただき、大変お世話になりました。 次回は、愛媛県松山市で交流会を開催致します。 皆様の参加をお待ちしています。
四国支部長 末光 真知子
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